サラリーマン二人組み。

昨日買ったオレンジジュースを、チューチュー飲んでる。
チュー。


さてさて、今日、仕事の帰りに電車の中で、座席に座りながらうとうとしてたら、俺の前にサラリーマン2人が立ってた。
一人は部長とか上司っぽくて、もう一人は俺と同い年くらいの部下っぽいサラリーマン。

上司のほうが、ものすごい真剣な眼差しで、部下を睨みながら、小さい声だが力の入った声で、何かしゃべっている。
部下のほうは、硬直しながら、うなずくだけ。

あの緊張感、そしてあの雰囲気。

俺もサラリーマンだから俺には分かる。
部下のほうが、何か失敗したのだろう。
しかも結構大きなやつ。

上司は電車の中だから、怒鳴り散らすこともできないが、あまりの失態に怒らずにはいられず、迫力ある小さい声で怒っているのだろう。

あの緊張感を感じ取ったのは、俺だけだきっと。


う”−。